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           メール・マガジン

      「FNサービス 問題解決おたすけマン」

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    ★第149号       ’02−08−23★

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     タバコが匂う

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    ■たださえ少ない読者がこれでまた減るわよ、とカミさんは

     心配しますが、、 ま、一つの見方だね、とお許し下さい。

 

 

●これは論理でなく、

 

単なる好き嫌い。 遠慮せず言えば▼、私はタバコの匂いが好きでない。

実は葉巻やパイプタバコの香りが好ましく感じられることも無くはない

のだが、それも量と継続時間によりけり。

 

  ▼<講師>は<遠慮>の商売。 2泊の研修、夜の自由時間、紫煙

   の中で語り合って翌朝、声が出なくて愕然とした経験もあります

   が、仕事は仕事、厭わず付き合います。

 

サーモ屋時代、客先へ赴く列車で、通路側隣席のインテリ風がパイプを

ふかし始め、白煙濛々。 「あのー、煙が嫌いな人もいるわけで、、」

 

すると彼、目を丸くして「え? <いる>んですか?」 そう言われて

こっちがビックリ。 何たるジコチュウ、想像力の欠如! とは言わず、

米国旅行での体験を聞かせました。 空港から街へバスの中、葉巻の煙

で客の一人が激しい喘息症状に陥り、七転八倒。

 

バスだから病院へ進路変更できたけど、こんな列車だったらねえ、、と。

 

 

やがて名刺交換。 おや、インテリ氏は大学助教授でした。 なるほど、

煙に巻くショーバイ。 聞けばその<高級な>香りを「皆さんにお分け

しているつもりだった」由。  小さな親切、大きに迷惑。

 

アメリカほどではないにせよ、我が国でもその後、嫌煙論が勢いを増し

ましたから、助教授氏も<お分け>しにくくなったことでしょうが、

 

ニコチンや副流煙の害に比べ、<匂い>の害が滅多に論じられないのは

不思議です。 目に見えず避けがたく、ベットリ染み付いて不潔なあの

匂い。 無臭で<あるべき>空気が匂うのは<かけ離れ>、問題ですね。

 

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●最近は<歩きタバコ>が非難

 

されております。 目に火傷を負わされた子供さんの例がある、という。

小なりといえども火は火、扱いには気を付けて欲しいものですが、気の

付く人なら初めから歩きタバコなどしない、、でしょ。 気の付かない

人、気を付けない人、がする歩きタバコ、、

 

だから道ばたや街角、そこらじゅうに吸い殻が散っています。 時には

(距離があって声のかけようも無かったが)紙ケースをクシャクシャッ、

ポイ! 本人はカッコイイつもりらしいが、、、

 

 

朝、駅前の横断歩道で赤信号を睨みつつ最後のひと吸い。 青になるや

吸い殻を投げ捨てて改札口へマッシグラのオトナたち。 周りに未成年

学生がいても<気が付かない>風、悪い手本を演じてくれる。

 

そんな吸いたきゃその分早起きして家を出る前に、、 と求めても無理。

隣家の主人など、玄関を一歩出て1本くわえ、火をつける。 習慣です。

 

匂いがイヤ、で、家の中では吸わせてもらえないからです。 いや、彼

だけじゃない、ほら<ホタル族>。 近くのマンションにも、夜な夜な

チカチカしておりますよ。 一家の大黒柱が、ねえ、、 侘びしい。

 

*   *

 

で、隣家の動静はリモート感知?できてしまう。 在宅時は彼、冬でも

庭に出て吸うように調教されている。 風は天下の回りもの、こっちへ

吹くな、と念じても匂いは漂って来ます。

 

かくて今や、外国から来た人が最初に感じる<日本の匂い>はタバコ!

だそうで。 往年、それは<魚臭さ>と言われたものでしたが、食生活、

変わりましたからな。

 

洋行にすっかり縁が無くなっている私は、その記事を読んで、ふーん、、、

いや待て、念のため、で折しも香港から帰って来た息子に、そうかね?

「いきなりではなかった、と思うけど、、」  へえ、どうしてだろ?

 

機外へ出る、と言っても通路に導かれて外気には触れず、そのまま空調

完備の空港ビルだから、、 じゃ、どの辺で? 「外へ出てから、、」

なんだ、やっぱり?  そこから先はそこら中。 

 

*   *   *

 

人混み嫌いの理由は色々ある私ですが、第一位はタバコ。 特に食事の

場所で匂うと腹が立つ。 先日も孫たちと上野の博物館に出かけ、帰途

マクドナルドに入ったら何と、紫煙で視界不良。

 

形だけ<分煙>しても流れる空気は一緒、のナンセンス。 早々に退散

しましたが、あの店、<もう行かない先>リストに書き加えたぞー。

 

ほかに子供連れは何組もいたけれど、我が子の前でプカプカやってる親

も多く、、 と書いてたら今朝の新聞運勢欄、我が亥年のは「よき習慣

多ければ善人、悪習多ければ悪人。 親の習慣が子にうつる」  じゃ、

悪<臭>多ければ? <臭人>でしょうな。

 

その<臭人>が多くて首を傾げさせられるのは、TDL。 ディズニー

の名を冠しながらあんなにタバコ臭くて良いのかね? 子供を遊ばせる

場所▼なら、子供本位にすべきだろうに、、

 

 ▼オリジナルDLはその由来からして、必ずしも<子供用>ではない。

  40年前、アナハイムへ案内してくれた知人も「コチラではオトナ

  が遊ぶんですよ」。 ウォルトの美化された郷愁ゆえ、環境は清潔、

  来園者も健康的。 タバコは(記憶では)匂わなかったし、撮って

  来た写真を点検し直しても喫煙者は写ってない。 それは

 

  その15年後、家族で訪れた時の写真でも。 禁煙規定を確かめる

  べくDLのサイトを覗くと、それは見つからなかったが、eメール

  送信欄はあった。 で、質問したところ、数日後<Re:>着信。

 

  For the comfort of all of our Guests, smoking is restricted

  to designated smoking areas only. Please refer to our Park

  maps, Park signage for designated smoking locations or ask

  a Cast Member for assistance.

 

*   *   *

 

見たがDLサイトに詳しい Park maps は無い。 現地で、印刷物で、、

か? で、思い付いてTDLの<ガイド>を取り出す。 と、マップに

ありましたよ、タバコのマーク。

 

今まで見過ごしていた指定喫煙場所は、園内に計24カ所。 あの広さ

だから、それだけに限れば、、 と思うのは間違い、実際には<そこら

中>匂ってる。 何しろ<量>が盛大、空気は一緒、、

 

それが風に乗って成田まで流れ、あいにくその日降り立った人が前記の

記事を? まさか。 しかし園内、子連れ<臭人>ゾロゾロ。 教育上

宜しくない、んじゃないかなあ? 楽しめる眺めではありません。

 

また、オトナと言うには半端な若いカップルもプカプカ。 君ら、良く

ない親に習慣をうつされたんだ。 いずれ良くない親になるだろうね、、

 

*   *   *   *

 

ついでにディズニー・シーは? と数えたらこちらもマップ上24カ所。

訪れたのが、強風で花火は中止、という日であったせいかタバコ臭くは

なかったが、今は判定を保留します。

 

ところで本家と違うのは、国産化ディズニーのサイトにはメール用の欄

が無いこと。 オリエンタルランド社のにも無い。 この双方向時代に

一方向発信のみ、は残念。 FAQはあるが、喫煙規制に関する項目は

皆無、<打った手は完璧。 声を聞く必要なし>?! その印象は、

 

たとえれば住基ネット総務省並み。 天下った人が上の方にいる、んで

しょう。 あるいは輸入文化の通弊、形は同じ(のよう)でも、ココロ

までは移し込めない、、

 

おっと脱線、本題に戻りましょう。

 

*************

 

 

 

●一般に喫煙者は

 

<吸う権利>や<個人の自由>を主張なさるが、煙や匂いを忍ぶ義務を

非喫煙者に課するも同然。 屁を非難されて、「嗅いでいいとは言って

ない!」なんてツッパルのは小話の世界、誰が好んで嗅ぎたがるものか。

 

喫むならいっそ吐き出さないでくれりゃ良いものを、呼吸は生理、出て

しまう。 臭い息を吐きつつ、やがて全身ヤニだらけ。 肌も汗も匂う。

 

灰皿の吸い殻も臭いが、それを片付けるのが多く非喫煙者、とは不合理。

非喫煙者の深層に、喫煙者への怨嗟が刻み込まれるに違いない。 熟年

突然離婚の隠れたる原因の一つかも、、 (冗談)

 

 

少数の喫煙正社員が多数の非喫煙派遣社員を<使って>いる職場で見た

ことですが、驚くほど<正>が尊敬されてない。 <派>に言わせると、

<正>が実にニブイ、ニコチンで脳の血流が不足だからではないか、と。

 

そのニブイのが威張ってる、、とも。 <使ってる>? とんでもない、

私たち<派>の気働きでここは保ってるんだ、、 流行りの内部告発は

そんな風土に生じるのではないか、とすら思われました。

 

*   *

 

サーモスタットのイロハからXYZまで、一々手を取って教えなくては

ならなかった現場リーダーとして気を付けていた一つは<匂い>でした。

 

タバコに無縁でも、虫歯や内臓疾患、汗や垢、私が悪臭を放てば相手は

それに耐える分、集中を妨げられる。 心では顔をそむけた状態、、、

 

コミュニケーションは第一に内容が大切で、それは Rational Process

で保証可能です。 が、受信者に伝わる効率は、発信者が与える印象で

大いに変わり得ます。 そして<匂い>は好き嫌いに関わる本能部分。

 

嗅覚は最原初的な機能で瞬時に情緒を起動させ、その情緒が論理を支配

します。 悪臭から生じるネガティブな情緒が Rational Process の

せっかくの成果を拒む、ということも大いにあるでしょう。

 

*   *   *

 

アメリカの喫煙規制には往年の禁酒運動を想わせる過剰な厳しさがあり

ますが、あれが実現しているのは<上>に非喫煙者が多いからでしょう。

我が国の<上>は、議員諸公も官僚も、多くが喫煙者。 彼らの好みが

優先され、禁煙は促進されません。 絶望的悪習追放後進国。

 

アチラで「肥満型は役員になれない」と言うのは、自分の健康管理すら

出来ないようでは、、だからでしたが、今はそれに加えて<非タバコ>、、

 

能力主義の本場でそんな具合なのに、お行儀体裁が優先する我が国では

悪習悪臭がまかり通る。 「したいから、する」人が<上>じゃ、ねえ。

やはりジコチュウの国柄、ワカッチャイルケドヤメラレナイ幼児性。

 

マッカーサーに「12歳!」と言われて半世紀以上、向上するどころか

低劣化が進むばかりなのは、前号の<学ばない体質>ゆえ、でしょう。

 

どんな MUST、WANT があっての喫煙習慣か、Rational Process で検討

すれば、それが最善の選択でないだろうことは一発でワカリます。 が、

ワカッても悪習を変えない、<良い習慣>を実行しても続かない、、で

 

年を重ねて行く。 そんなワカッチャイルケドヤメラレナイ人々が家庭

でも組織でも<上>に立つ。 一事が万事、マネジメントの変革もまま

ならないだろう。 この国の泥沼的閉塞状況の真因です。

 

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<良いこと>はどんどん<する>、<良くないこと>はそう分かり次第

<やめる>、、 人生の成功法則は単純です。 Rational Process は

<する>方が良いし、タバコは<やめる>に限る。 それが

 

変えるべきことが変えられるリーダー、の証明。 <悪臭>無し、なら

リードされる側の気分も爽やか、効果的なマネジメントになるでしょう。

                          ■竹島元一■

      ■今週の<私の写真集から>は、★謎の水路★

 

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